【飲食店向け】デリバリー業者のサービス紹介とメリット・デメリット
- デリバリー事業を始めたいけど、どのサービスを利用すると良いかわからない
デリバリーサービスは複数導入した方が良いの?
と、デリバリー業者の選定になやんでいる飲食店経営者や店舗マネージャーはいませんか?
今回は、これからデリバリーを始めたいと考えている方のために、これだけは押さえておきたい主要デリバリーサービスの紹介とデリバリーのメリットデメリット、事例についてわかりやすくお伝えしていきます。
すぐわかる!デリバリー業者主要4社紹介
まずは、必ず押さえておきたいデリバリーサービスの主要4社をご紹介します。各サービスの手数料やタブレット情報を知りたい方は「ウーバーイーツ、出前館などの店舗タブレットをまとめるには?」の記事をご覧ください。
ウーバーイーツ
出前館
wolt
menu
ウーバーイーツ
ユーザー数日本最大、47都道府県に配達ネットワークを持っており、高い認知度が魅力です。短期間で集客を強化したい店舗に向いていて、デリバリーを始めるならまずは検討したいサービスです。
出前館
国内老舗デリバリーサービス。加盟店舗数・オーダー数・対応エリアの全てにおいて国内最大級のサービスを提供しています。広範な顧客基盤があり、配達員の独自ネットワークが強みであるため、地域密着型のマーケティングが特長です。
Wolt
デザイン性の高いアプリと迅速な配達サービスが特徴です。ユーザー体験や地域ごとのマーケティング戦略に力を入れているため地方に強いのも特徴です。
menu
プロモーションが充実していて特定のターゲット層にアピールしやすい点が魅力です。およそ6,900万人のKDDIユーザーの取り込みはもちろん独自のキャンペーンに力を入れています。
ウーバーイーツ | 出前館 | Wolt | menu | |
運営元 | Uber Eats(親会社Uber)/米国 | 出前館/日本 | Wolt/フィンランド | menu(親会社レアゾン・ホールディングス)/日本 |
設立 | 2014年 | 1999年 | 2014年 | 2018年 |
アプリ会員数※1 | 1,550万人 | 1,660万人 | 524万人 | 375万人 |
加盟店数 | ||||
特長 | ・高い認知度 ・広範囲の配達ネットワーク | ・日本の老舗 ・独自の配達ネットワーク | ・デザイン性 ・地方に強い | ・KDDIユーザーの取り込み ・独自のプロモーション |
※1‥2023年6月〜2024年5月における実績。参考URL:https://manamina.valuesccg.com/articles/3498
コアファンを作る!お店の常連向け常連向けデリバリー専用モバイルオーダーCamel Orderとは
前項では、デリバリーを始めるなら必ず押さえておきたい主要サービスについて触れました。デリバリー業者主要4社は、基本的に各プラットフォームに自分のショップを載せる形でデリバリーを提供することができます。
自分のお店の存在を知らないユーザーにお店や商品を知って、食べてもらえるチャンスになることが一つの魅力でもありますが、お店の商品を注文してくれたお客様の情報を取得できないことが一般的です。
一方で、既にお店のファンであるお客様やこれからお店のファンになってもらいたいお客様向けに自社専用のデリバリーアプリを作ることができるのが「Camel Order」です。
「Camel Order」は、月額利用料1万円と数パーセントの決済手数料で利用でき、お店専用のデリバリーサイトへお客様を誘導することで、お客様を囲い込むことができます。また、お店のブランドイメージに合わせてサイトをカスタマイズすることができます。
Camel Orderでお店専用のデリバリーアプリを作るメリットは以下の3つです。
1. お客様情報の活用による常連化や顧客体験の向上
2. 自社で配達員を抱えずに手軽にデリバリーをスタート
3. デリバリー手数料がなくなるため利益率がアップ
デリバリーの開業は、デリバリー主要4社のようにプラットフォームに出店する方法と自分のお店専用のアプリ等オリジナルのデリバリーサービスを作って出店する方法の2パターンがあります。より多くのユーザーにデリバリーを利用してもらうためにはプラットフォーム、お店のファンを育てていくためにはオリジナルのデリバリーサービスという形で上手く併用していくことが理想です。
デリバリー導入のメリット
主要なデリバリーサービスを理解したら、次はデリバリーサービス導入のメリットについて見ていきましょう。デリバリー導入のメリットは大きく2つあります。
1. お店全体の売上安定化を目指せる
2. 商圏を広げることができる
1. お店全体の売上安定化を目指せる
飲食店を長く運営し続けるためには日々の売上を安定的に確保していくことはとても重要です。飲食店にとって、通常の店内飲食のお客様を増やすことやお客様の常連化は非常に大事ですが、お店のアイドルタイムなどを活用して店内飲食以外の売上を増やしていくことも大切です。デリバリーは、そのための手段として特にコロナ禍以降急速に成長しています。
2. 商圏を広げることができる
飲食店の商圏は一般的に都心部では半径500m程度、郊外では半径3km程度と言われています。つまり、お客様になり得る対象範囲が距離的な理由で限定されてしまうということです。デリバリーサービスを導入すれば、自分のお店の商圏外にいる方もお客様として取り込んでいくことができますし、そもそもお店の存在を知らなかった人に知ってもらうきっかけにもなります。
デリバリー導入のデメリット
次にデリバリー導入のデメリットについても見ていきましょう。大きくは以下の4つが考えられます。
1. オペレーションにコストがかかる
2. タブレット問題
3. お客様の情報取得ができない
4. 手数料
1. オペレーションが大変
通常の営業に加えて、デリバリーをトラブルなく運営するためにはオペレーションを明確にしておく必要があります。たとえば、お店の混雑時にデリバリーオーダーが重なってしまった場合や、商品在庫の反映といったシステム周りのオペレーションを事前に理解しておく必要があります。デリバリーサービス導入時は、デリバリー業者側のフォロー体制やノウハウが整っているかどうかもチェックしておきましょう。
2. タブレット問題
デリバリーサービスは基本的に店舗でのタブレット操作によって行います。そのため、担当スタッフは、タブレットでの操作方法を理解する必要があります。また、複数デリバリーサービスを導入する場合、または複数ブランドを出店する場合、サービス・ブランドごとにタブレットが必要になります。結果的に管理するタブレットの台数が増えてオペレーションが煩雑になる可能性があります。タブレット台数が増えることによるトラブルや手間が気になる方は、「ウーバーイーツ、出前館などの店舗タブレットをまとめるには?」をチェックしてみてください。
3. お客様の情報取得ができない
一般的にプラットフォーム型のデリバリーサービスでは、プラットフォーム側にお客様データが蓄積され、飲食店側では取得できないことがほとんどです。そのため、自分のお店の商品をどのような人がデリバリーしてくれているか、何度も利用してくれている人はどんな人なのか把握できません。店内飲食では、常連さんに向けたサービスを提供することができますが、プラットフォーム型のデリバリーサービスではそれが難しいことが多いです。
4. 手数料
当然ですが、デリバリーサービスの導入には一定の手数料がかかります。初期費用やデリバリー手数料、サービス料といった形で各社ごとに手数料のかかるポイントや割合が異なるので、導入検討時にチェックしておきましょう。手数料についてもう少し詳しく知りたい方は「ウーバーイーツ、出前館などの店舗タブレットをまとめるには?」をチェックしてみてください。
堅調に成長するデリバリー市場
デリバリーサービスの紹介や導入メリット・デメリットについて解説してきました。ここからは、デリバリー市場のこれからや成功事例を紹介していきます。
フードデリバリー市場は、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に急速に市場が成長しました。さらに、感染症が落ち着いた2023年でもその市場規模は8622億円と前年比11%増となっています。
引用元:「<外食・中食 調査レポート>2023年のデリバリー市場規模は8622億円、成長率は前年比11%増、コロナ前比106%増」 - サカーナ・ジャパン株式会社
多くの外食企業がデリバリー市場に参入し、実店舗を持たないゴーストキッチンを活用したデリバリー店も多く存在します。デリバリーは外食企業にとっては、実際にお店に来店しないお客様も取り込んで売上を安定化させるために重要な手段として今後も市場の盛り上がりが期待できそうです。
外食企業デリバリー進出の成功例
外食企業として大きく成長してきた企業がデリバリーに進出して成功した事例をご紹介します。
不測の事態を支えたデリバリー事業:すかいらーくホールディングス
すかいらーくホールディングスは、新型コロナウイルス感染症を契機にデリバリーの売上が大幅に成長。2021年には、約3000億円の年商に対して、デリバリー・テイクアウトで全体の20%にあたる600億円の売上を創出しています。
引用元:「2021年度通期決算説明資料」 - 株式会社すかいらーくホールディングス 2022年2月14日
結局どれが良い?デリバリー業者を選ぶ4つのポイント
ここまでの解説で、「結局どうやってサービスを決めたらいいの?」と感じた方に選び方のポイントをお伝えします。
1. デリバリー運営のノウハウやフォロー体制が整っているか
2. 自分と同じ業態や規模のお店の実績があるか
3. 手数料を安く抑えられるか
4. お客様の情報を取得できるか
上記4つのポイントを踏まえてより自分のお店に合ったサービスを導入しましょう。また、デリバリー事業に力を入れていきたい場合は、より多くのユーザーにお店を知ってもらい商品を購入してもらう機会を最大限増やす目的で、可能な限り複数サービスを導入することをおすすめしています。
お店のデリバリーファンを作りたいならCamel Order
デリバリーを利用してくれるお客様を取り込み、お店のデリバリーファンを育てていきたいと考えている方には、お店専用のデリバリーサイトが作れるCamel Orderがおすすめです。
※お客様画面イメージ
Camel Orderとは?
CamelOrderは、簡単に自社オリジナルのデリバリー・テイクアウトサイトが作れるサービスです。デリバリーについては、配送スタッフ連携サービス「UberDirect」等との連携により、自社での配送スタッフをアサインが不要なため手軽に始めることができます。
Camel Orderの3つの特長
1. お客様情報の活用による常連化や顧客体験の向上
一般的なデリバリー・テイクアウトサービスとの大きな違いは顧客データを蓄積・活用できることです。蓄積された顧客データを元に最適なプロモーションを行うなど、常連・ファン作りに向けたCRM販促を行うことができます。
Camel OrderでのCRM販促事例:
1. テイクアウト・デリバリー注文顧客に対するポイント付与やクーポン施策による注文回数の増加
2. 本部様として有効顧客数や注文回数などを定量的に把握できるようになることになり、利用者のLTV促進施策や有効顧客数の増加といった施策の策定や効果測定が可能
3. ファン向けの特典付与やポイント付与によりロイヤルカスタマーの囲い込みに繋がった
2. 自社で配達員を抱えずに手軽にデリバリーをスタート
前項でも触れた通り、Camel Orederでは自社オリジナルのデリバリー・テイクアウトサービスを作成できる一方で配達は外部インフラを利用できます。配達のリソースやノウハウがなくてもすぐに始めることができます。
3. デリバリー手数料がなくなるため利益率がアップ
Camel Orderには一般的なデリバリーサービスで必要となるサービス利用手数料がかかりません。*商品の価格設定次第では利益率のアップを狙うことができます。
*デリバリー商品の注文に対する決済手数料は別途発生します。
このように、Camel Orderによるお店専用のオリジナルデリバリーサービスを作ることで単に販売チャネルを増やすだけでなくお店のデリバリーファンを育てていくことが可能になります。
まとめ:自分のお店との相性の良いデリバリー業者を選びつつできるだけ複数導入して多くのお客さんに届けよう
デリバリーを本格的に始めていきたいと思う方に向けて、デリバリーサービスの紹介や導入のメリット・デメリットについて解説してきました。デリバリーでしっかり売上を確保するためには、なるべく複数サービスを導入してお客様との接点を増やしていきましょう。
Camel導入についてのご相談や
無料デモのお申し込み・
資料請求について
お気軽にお問い合わせください。