【2024最新】デリバリーの一元管理ツール主要4社:メリットデメリット
・デリバリーサービスを複数導入していて一括管理する方法を探している
・デリバリー用のタブレットが増えてきたのでまとめる方法を知りたい
と考えている飲食店の店長や運営責任者の方はいませんか?
デリバリーは飲食店の売上を安定化させる一つの選択肢として非常に重要です。デリバリーサービスは、ウーバーイーツや出前館、menu、woltなど多くの業者が存在しています。サービスごとに特長やメインのターゲットが異なるため、より多くの売上を確保するためには、できるだけ多くのデリバリーサービスを導入することが理想的です。
一方で、デリバリーサービスを導入すればするほど管理コストがかかり、タブレットもその分増えてオペレーションミスやお店の業務効率の悪化に繋がる可能性が高くなります。
今回は、デリバリーサービスを一元管理して、タブレットを一つにまとめられるサービスの主要4社をご紹介します。
主要4社の特長
デリバリーサービスが数多く存在する中で、複数サービスを導入している飲食店向けに、一元管理ができるサービスが登場してきています。今回はデリバリー一元管理の主要4社について見ていきます。
見るべき4つのポイント
デリバリー一元管理サービスの導入を検討するには、押さえておくべきポイントがあります。導入を決めるにあたって複数社を比較する際に見ておくと良い4つのポイントを紹介します。
1. 連携サービス数(デリバリー・POS)
2. 実績
3. サポート体制
4. 料金
1. 連携サービス数(デリバリー・POS)
一元管理サービスの最大のメリットは、文字通り複数のデリバリーサービスを一括で管理でき、タブレットを一台にまとめられることです。まず最初にチェックしたいのは、自分のお店で導入しているデリバリーサービスが連携可能かどうかは要チェックです。複数店舗を運営している場合は、導入しているPOSシステムが連携可能かも確認しましょう。また、冒頭でお話したように、より多くのお客様にデリバリーを利用してもらうためには、できるだけ多くのデリバリーサービスを導入することが理想的です。今後、デリバリーサービスを追加導入する可能性も考えて選びましょう。
2. 実績
デリバリー一元管理サービスは、まだまだ新しいサービスがほとんどです。より安心して導入を決めるためにそのサービスの導入実績もチェックしましょう。その際に、自分と同じ規模やジャンルのお店の導入実績があるかどうかなどにも注目してみると良いでしょう。公式サイトで導入事例を紹介していることもありますが、自分と同じケースがあるかどうかは具体的に問い合わせてみると良いかもしれません。
3. サポート体制
お店にとっては、実際に導入を決めた後が始まりです。一元管理サービスを安心して安定運用できるようにサービス側のサポート体制は十分かどうか確認しておきましょう。特に、運用開始前だけでなく、運用開始後も定常的にサポートしてもらえるかどうかは、思わぬシステムのトラブルがあった時の安心材料になります。
4. 料金
お店の運営にかかるコストはできるだけ押さえたいですよね。1〜3までのポイントが押さえられたら後は料金をチェックしてみましょう。一元管理サービスは導入時の状況などお店ごとにプランを調整できることが多いため、公式サイトに具体的な金額を載せていないことが多いです。実際に問い合わせてみましょう。
デリバリー一元管理主要4紹介
個人店舗から大手チェーンまで幅広い実績、安心のサポート体制が魅力の「Camel」
引用元:「Camel」公式サイト
Camelは、デリバリー一元管理サービスを日本で最初に本格的に提供しています。サービス提供当初から、デリバリー業者・飲食店との密な連携を行うことで、サービスの改善やノウハウの蓄積に注力してきました。「吉野家」、「びっくりドンキー」、「塚田農場」、「上島珈琲店」、「ジャンカラ」といった幅広い業態と大手チェーンから個人店舗まで幅広い実績があります。また、連携サービス数の充実や導入後のサポート体制にも力を入れている点も魅力の一つです。
チェーン店実績もある「Ordee」
引用元:「Odee」公式サイト
Odeeは、株式会社 Mobile Order Labが運営するデリバリー一元管理サービスです。一元管理サービスの他に「HERO」というアンケート&レビュー獲得サービスを提供しており、Google Mapのレビューを獲得して口コミによる集客が狙えます。「丸亀製麺」、「くら寿司」、「サーティワンアイスクリーム」などの大手チェーンの実績があります。
USENグループが運営する「Orderly」
引用元:「Orderly」公式サイト
Orderlyは、株式会社USEN-NEXT HOLDINGSを親会社とするWannaEat株式会社が運営しています。特にフードライセンスのシェアリングサービス「WannaEat」を利用してデリバリー事業をする方向けにサービスを展開しているようです。上場企業のグループ会社が運営するサービスというのは安心できるポイントです。
注文時に電話が入る便利機能が嬉しい「GATE」
引用元:「GATE」公式サイト
GATEは、デリバリー・テイクアウト以外にも店頭でのモバイルオーダーにも対応しているため、居酒屋業態での利用が多いことも特徴です。デリバリーの一元管理以外にも飲食店での業務に課題を感じている方に特に相性が良いサービスです。
デリバリーサービス複数導入中によくある2大トラブル
そもそも、デリバリーサービスを本格的に始めていきたい場合、どのデリバリーサービスを選ぶと良いか迷う方もいらっしゃると思います。各社サービスの強みやターゲットが違うため、より多くのお客様からの注文数を獲得するためにできるだけ多くのデリバリーサービスへの出店を推奨しています。
複数のデリバリー業者を利用するとタブレットも業者の数に合わせて用意することになります。一方で、タブレットを業者ごとに分けて複数管理していると現場では様々なトラブルにつながる可能性があります。中でもよくあるトラブルは以下の2つです。
1. タブレット問題
2. オペレーションミス
1. タブレット問題
既に複数のデリバリーサービスを導入している飲食店でよく耳にするのは、「複数タブレット」の同時管理問題です。各サービス経由で入った注文もそれぞれのタブレットを確認する必要があります。
ここでは、タブレットを複数操作することによる具体的なトラブルをいくつか挙げておきます。
具体例)
1. タブレットへの通知が混雑して注文の確認が漏れてしまった
2. タブレットが多すぎてその分のレンタル費用やメンテナンスコストがかさんでいる
3. 商品の品切れ設定や注文受付停止等の設定をタブレット(ブランド)ごとに都度対応しなければならない
タブレットを複数管理することにより、オーダーの見落としなどのミスが起こる可能性も高くなりますし、スタッフの業務負担も大きくなるでしょう。
2. オペレーションミス
実際に注文が入るとできるだけ早くお客様に商品を届ける必要があります。特に、想定より注文が入った・店頭が混雑している・シフトに穴が空いたなどの場合にはオペレーションのミスが起こりやすくなります。
・デリバリー受付の担当者を決めておらず注文を放置してしまった
・デリバリー注文の厨房への連携ができていなかった
・盛り付けを間違えた、付け合わせを入れ忘れた
などのオペレーションミスが起こる可能性があります。
「デリバリー注文から配達までの6ステップ」をベースに、デリバリーを開始する前に実際と同様にシミュレーションをしておくと良いでしょう。
デリバリー一元管理のメリット
デリバリー一元管理サービスを導入すると前述のタブレット問題が解決し、オペレーションミスも大幅な削減が期待できるでしょう。
具体的には以下のメリットを期待できます。
・タブレットのレンタル代やメンテナンス代タブレットにかかる費用の削減
・オペレーション簡素化による人件費の削減
・オペレーションミスの軽減
・売上等の管理コストの削減
デリバリー一元管理ツールは、導入することで費用面の直接的なメリットも得られますが、オペレーションが楽になることでスタッフの負担や管理の負担が減るといった間接的なメリットも得られる可能性があります。
デリバリー一元管理のデメリット
デリバリー業務を一括管理できるメリットは理解できましたが、デメリットについても理解しておきましょう。
以下のようなデメリットが想定されます。
・一元管理ツールに一定の費用がかかる
・新たなツールの操作を覚える必要がある
一元管理ツールに一定の費用がかかる
当然ですが、一元管理ツールを導入するには利用料がかかります。既に複数デリバリーサービスを導入していてタブレットを複数レンタルしている場合は、一元管理でタブレットを1つにまとめることでタブレットにかかるレンタルやメンテナンス費用が抑えられ、その分で利用料を賄うことができるでしょう。料金プランは各社で異なるので、直接問い合わせてみましょう。
新たなツールの操作を覚える必要がある
一元管理サービスを導入することで、その操作方法や各種設定、オペレーションなどを覚える必要があります。日々忙しい飲食店の運営の中でできるだけ楽に導入ができるように、導入時・導入後のサポートが気軽に受けられるサービスを選ぶと安心です。
堅調に成長するデリバリー市場
デリバリー一元管理のサービス内容やメリット・デメリットについて見てきました。ここからは、デリバリー市場のこれからや成功事例を紹介していきます。
フードデリバリー市場は、新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に急速に市場が成長しました。さらに、感染症が落ち着いた2023年でもその市場規模は8622億円と前年比11%増となっています。
引用元:「<外食・中食 調査レポート>2023年のデリバリー市場規模は8622億円、成長率は前年比11%増、コロナ前比106%増」 - サカーナ・ジャパン株式会社
多くの外食企業がデリバリー市場に参入し、実店舗を持たないゴーストキッチンを活用したデリバリー店も多く存在します。デリバリーは外食企業にとっては、実際にお店に来店しないお客様も取り込んで売上を安定化させるために重要な手段として今後も市場の盛り上がりが期待できそうです。
外食企業デリバリー進出の成功例
外食企業として大きく成長してきた企業がデリバリーに進出して成功した事例をご紹介します。
不測の事態を支えたデリバリー事業:すかいらーくホールディングス
すかいらーくホールディングスは、新型コロナウイルス感染症を契機にデリバリーの売上が大幅に成長。2021年には、約3000億円の年商に対して、デリバリー・テイクアウトで全体の20%にあたる600億円の売上を創出しています。
引用元:「2021年度通期決算説明資料」 - 株式会社すかいらーくホールディングス 2022年2月14日
テイクアウト・デリバリーのシェア約3割:王将フードサービス
王将フードサービスは、2024年第2四半期のテイクアウト・デリバリーの売上シェアが28.1%と全体の3割に迫る高水準をマーク。今後もテイクアウト・デリバリーの一層強化を行っていくとしています。
引用元:「2024年3月期 第2四半期 決算説明会」 - 株式会社王将フードサービス
このように大手企業も今後の企業の成長、生き残りをかけてフードデリバリー事業にも積極的に取り組んでいることがわかります。特に、今後も感染症拡大といったような不測の事態に備えて、お客様が来店しなくても食事を提供できる手段としてデリバリー事業を始めるといった考え方も一つの方法です。
デリバリー一括管理の成功事例
手厚く迅速なサポート、高いサービス品質により現場・本部双方の業務の軽減を実現
企業名:ドリームアドバンス株式会社
業種:たこ焼き、たい焼き、お好み焼き
企業規模:100~499店舗
課題:
複数デリバリー利用による店舗・本部双方の業務の負担
導入の決め手:
・配達員到着予告「ゴング機能」等、機能面の充実
効果:
・Camelのエラーの少なさや、ゴング機能による現場の業務効率の向上
・現場からのエラーの対応による業務圧迫の改善
じゃんぼ總本店、鳴門鯛焼本舗などを運営するドリームアドバンス株式会社は、複数デリバリーサービスを導入することでレジ周りが雑然としてしまう、どのタブレットから音が鳴っているのかわからないといったことから混乱を招いてしまい、店舗から本部へのクレームも増え、本部ではその対応で業務が圧迫するという悪循環が起こっていました。機能面が充実している点、中でも「ゴング機能」による配達員到着予告が導入の決め手に。また、専任のCS担当者による迅速なレスポンスなどのサポート体制も評価されています。
Camelで単純作業を自動化。店舗スタッフが接客に集中できる環境づくりをお手伝い
企業名:株式会社ねぎしフードサービス
業種:和食、牛タン
企業規模:33~99店舗
課題:
デリバリー開始したことによる店舗スタッフの負担
導入の決め手:
・連携できるデリバリーサービスが多いため、多くのお客さまにデリバリーを利用してもらえる
効果:
・Camelの導入によりオーダーエントリーを自動化、スタッフが接客に集中することを可能に
・複数デリバリーサービスの導入で、より多くのお客様にねぎしをお届け!
『牛たん とろろ 麦めし ねぎし』を運営する株式会社ねぎしフードサービスは、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、家庭でも楽しんでもらうためにデリバリー導入を決意。一方で、デリバリーの導入によりお店の業務負担が増えかなりのストレスになっていたことから導入を決意しました。連携できるデリバリーサービスが多いため、多くのお客さまにデリバリーを利用してもらえる点や、デリバリー事業そのものの立ち上げにも親身に相談に乗ってくれたと評価されています。
デリバリーサービスの拡大と店舗オペレーションの統一化を実現、店舗スタッフも本部もラクラク管理に!
企業名:EVERBREW株式会社
業種:ビストロ
企業規模:10~29店舗
課題:
複数デリバリープラットフォームタブレットの存在による、店舗での管理業務の煩雑化・店舗の見栄えの悪さ
導入の決め手:
・改善するスピード、対応の速さ
効果:
・Camelの導入によりゴーストレストラン、複数デリバリーサービスを簡単に全店舗展開
・本部の管理もラクラクに!出店や維持などの管理コストの削減に成功!
クラフトビールを多く取り扱うレストランや『SHOGUN BURGER』などを運営するEVERBREW株式会社は、デリバリーサービスを複数導入したことでタブレットの台数が増えてしまい、お店が雑然としてしまう、オペレーションが複雑になるなどの課題に直面していました。要望や相談にもすぐに応えてくれる点が導入の決め手に。これまでお店のカウンターにずらっと並んでいたタブレットが、Camelによって1台になりお店の環境が整ったことが評価されています。
まとめ:デリバリー複数社導入しているなら一元管理が断然ラク!
煩雑なデリバリー業務を一元管理ツールでタブレットも1台にまとめることで、オペレーションのミスやスタッフの負担も大幅に減らすことができます。これまで複数のデリバリーサービスを導入することで奪われていた時間を、一元管理ツールを導入することで美味しい料理の提供やお客様との時間に充てることができます。
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